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「Oracle Linux」や「Oracle VM」向けに「SpectreNG」を修正するアップデート

Oracleは、「Spectre」亜種の脆弱性が見つかった問題で「Oracle Linux」「Oracle VM」に対してアップデートをリリースした。

投機的実行においてサイドチャネル攻撃が可能となる「Variant 3a」とされる脆弱性「CVE-2018-3640」や、「Variant 4」とされる脆弱性「CVE-2018-3639」が判明したことから、同社では対応を進めていたもの。

マイクロコードおよびソフトウェアの双方で対応が必要とし、Intelから「x86」向けにマイクロコードがリリースされたことを受け、「SpectreNG」との別名もある「CVE-2018-3639」に対してアップデートをリリースした。

同社では引き続き対応を進めるとしており、Intelよりマイクロコードが提供され次第、マイクロコードのアップデートやファームウェアのパッチをリリースしたいとしている。

(Security NEXT - 2018/06/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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