Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

被暗号化ファイルの監視で被害を防ぐランサム対策ソフト - 他対策ソフトと併用も可

三井物産セキュアディレクション(MBSD)は、ランサムウェアによる暗号化被害を未然に防止するソフトウェア「MBSD Ransomware Defender」を開発し、提供を開始した。

同製品は、端末内の挙動を監視し、ランサムウェアによる暗号化の被害を防止するWindows向けソフトウェア。

ランサムウェアの攻撃動作にくわえ、暗号化の対象となるファイルの状態を監視することで、不正な暗号化処理を防御。被害を未然に防止する。

またパターンファイルに依存せず、アップデートは不要。主要セキュリティ対策ソフトと併用できる。ライセンスの価格は、4800円/年。

同社では、SOCによるログ監視や、EDRを活用したサービスなど提供してきたが、感染後すぐに暗号化を行うランサムウェアの被害を防ぐことは難しく、海外の最新製品でも対応するソリューションが見つからなかったとして自社開発に取り組んだという。

(Security NEXT - 2018/06/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
「サイバーセキュリティ関係法令 Q&Aハンドブック」が改訂
特定のサイバー脅威に対する耐性を評価するサービス - NRIセキュア
ファイルサーバ管理ソフトにログ監視オプション - ランサムなど不正操作を通知
ランサムウェア「Conti」亜種に対応した復号ツールを公開 - カスペ
米政府、ランサムウェア「ESXiArgs」の復旧ツール - 十分理解して使用を
サイバー攻撃やセキュリティ対策の体験施設 - 日本情報通信
ESET新版、Intel TDT対応でランサム対策を強化
攻撃者視点でネットワークをテストするサービス - ユービーセキュア
バックアップ製品に新版、ランサム対策も - ベリタス