Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

旧政府サイトのドメインを第三者が取得 - なりすましサイトを発信

過去に政府が利用したドメインが第三者に取得され、なりすましサイトが公開されていることがわかった。

20180523_ka_001.jpg
国土交通省や観光庁を装い配信されている問題のサイト

問題のドメインは、2013年に観光庁が「タビカレ(日本タビカレッジ)プロジェクト」で利用したドメイン「tabicollege[.]jp」。

4月下旬に政府が、過去の事業で使用したドメインの使用状況について調査を実施したところ、同ドメインが現在も使用されていることが判明した。

観光庁では、3年前にプロジェクトを終了しており、正規サイトを2015年5月ごろに閉鎖。ドメインの利用を中止し、2016年3月にドメインの有効期限が切れ、その後第三者に取得されたという。

問題のドメインでは、観光庁を装い、正規サイトのデータを不正にコピーして掲載していることに加え、政策とは関係ない情報が掲載されている。

(Security NEXT - 2018/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「電気料金未払い」と不安煽りクレカ情報だまし取るフィッシング
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
テスト用アカウントに不正アクセス、スパム踏み台に - 出水市
主要上場企業のDMARC導入が加速 - 本格運用はドメイン全体の5%未満
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
メールアカウントに不正アクセス、スパム踏み台に - TRE HDグループ会社
日本のDMARC導入率13%、米豪と大きな差 - NRIセキュア調査
鹿児島県の過去使用ドメイン4件、第三者が取得
「dカード」利用者を狙う偽メール - 架空の利用照会など複数文面で