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NoSQL DB「Redis」を狙うアクセスが増加 - マイニングマルウェアの感染狙いか

NoSQLデータベース「Redis」を探索するアクセスが3月下旬以降、増加しているとして警察庁が注意喚起を行った。

同庁の観測システムにおいて、同データベースで使用するTCP 6379番ポートに対し、情報を取得するコマンドの実行を試みるアクセスが増加しているという。

データベースサーバやアプリケーションサーバに対して、脆弱性を悪用してマルウェアへ感染させ、仮想通貨をマイニングさせる攻撃において、「Redis」が標的となっていることが判明しており、今回観測された探索行為も関連している可能性がある。

同庁では、攻撃による被害に遭わないよう、同サーバに対するアクセスの制御を実施するなど、利用者に対して注意を呼びかけている。

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6379番ポートに対するコマンド実行件数の推移(グラフ:警察庁)

(Security NEXT - 2018/05/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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