Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「WannaCrypt」騒ぎから1年経過するも国内端末の1割に感染リスク

国内のWindows端末の11%にランサムウェア「WannaCrypt」などに感染するリスクがあるとの調査結果をAvast Softwareが取りまとめた。グローバルでは3割弱にのぼるという。

同社が製品利用者における脆弱性への対応状況を調べたもの。同社によると、2018年3月までの時点で、日本国内で利用されているWindows端末の11%に「EternalBlue」の脆弱性が依然として存在。ランサムウェア「WannaCrypt」をはじめ、同脆弱性によって拡散されるマルウェアに感染するリスクがあったという。

グローバルで見ると、29%に同脆弱性が存在。なかでもアゼルバイジャン、アルメニア、イエメンの3カ国は突出しており、5割以上のWindows端末に同脆弱性が存在していることがわかった。

20180511_as_001.jpg
脆弱性「EternalBlue」への対応状況に関するヒートマップ(図:Avast)

(Security NEXT - 2018/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

Samsung製スマホなどの既知脆弱性が攻撃の標的に - 米政府が注意喚起
2019年上半期の攻撃、前期の3倍以上に - F-Secureまとめ
2019年2Qのランサム新亜種1.6万件 - 前年同期から倍増
8月半ばからTCP 445番ポート宛てのパケットが増加 - 8割の送信元がWS 2003
重要インフラの3社に1社でランサム被害 - 11%は感染20台以上
不正送金マルウェア「Ursnif」の検出が急増 - コインマイナーは大幅減
「情報セキュリティ白書2018」が発売 - PDF版はアンケート回答で無料
6月のマルウェア検出、3割弱減 - 「MS17-010」悪用が増加
2017年の新種ランサムウェア、前年比62%増 - 「WannaCrypt」検出、日本は2位
2018年1Q、仮想通貨発掘マルウェアが急増 - ランサム攻撃は大幅減