Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Connect」に認証回避のおそれ

Adobe Systemsは、「Adobe Connect」に認証を回避されるおそれがるとして、緩和策をアナウンスしている。

20180509_as_002.jpg
アップデートをリリースしたAdobe Systems

認証のバイパスが可能となる脆弱性「CVE-2018-4994」に対処したもの。すべてのプラットフォームが影響を受けるとしている。

脆弱性の重要度は、3段階中2番目にあたる「重要(Important)」とレーティングした。悪用は確認されていない。

同社は同脆弱性に対し、「同9.7.5」向けに「Apache Tomcat」のフィルタを変更する緩和策を案内。修正後にデータベースのパスワードを変更するよう推奨している。適用優先度に関しては、30日以内を目安とする3段階中2番目にあたる「2」とした。

また次期バージョン「同9.8.1」に関しては、今回の問題について修正を行った状態でリリースする予定だという。

(Security NEXT - 2018/05/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中