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個人情報を誤ってサイトで公開、墨塗りミスなど - 三田市

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兵庫県三田市のウェブサイトにおいて、非公開の個人情報が複数文書で閲覧可能な状態だったことがわかった。

同市によれば、行政不服審査会の答申書や陳情、請願文書、および防災訓練予定表など、インターネットで公開されていた文書11件において、本来非公開の個人情報が閲覧できる状態だったことが判明したもの。

期間は文書によって異なるが、もっとも長い文書は2016年3月以降、閲覧可能な状態となっており、これら11件の文書に対し、あわせてのべ505ユーザーから1284回のアクセスがあったという。

最初に問題が発覚したのは、3月27日に公開した行政不服審査会の答申書。同市サイトに掲載したところ、審査請求人1人の氏名と旧住所が特定操作により閲覧できることが、外部からの指摘により判明した。

問題の答申書では、文書作成ソフトの蛍光ペン機能を用いて墨塗り処理を実施。PDFファイルへ変換した上で公開していたが、問題の箇所は画面上では内容を確認できないものの、コピーして別の文書などへペーストすると内容を確認できる状態だった。

(Security NEXT - 2018/05/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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