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「Memcached」によるDDoS攻撃、3月に約4000件 - 攻撃は1年以上前から

キャッシュサーバ「memcached」を踏み台に利用したDDoS攻撃が発生している問題で、3月の1カ月間に少なくとも約4000件の攻撃が発生していたことがわかった。

アーバーネットワークスによると、「memcached」を悪用したリフレクション攻撃は、ワールドワイドで2月に2000件近くを観測。3月に入ってさらに増加し、3月26日の時点で3970件の攻撃が確認されているという。

一方国内を見ると、2月は若干多いものの10件以下で推移してきたが、3月に入り急増。58件を観測した。国内における攻撃は、件数ベースで全体の約1.5%に過ぎないが、高い増加率を示しており、今後の動向が注目される。

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DDoS攻撃の推移。上段がワールドワイド、下段が日本(グラフ:アーバーネットワークス)

(Security NEXT - 2018/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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