Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache Struts 2」の「RESTプラグイン」利用時にDoS攻撃受けるおそれ

「Apache Struts 2」の「RESTプラグイン」利用時にDoS攻撃を受けるおそれがあることがわかった。最新版で修正されており、開発チームはアップデートを呼びかけている。

20180328_as_001.jpg
開発チームでは「S2-056」としてアナウンスし、注意喚起を行っている

「Apache Struts 2」に含まれるRESTプラグインの「XStreamライブラリ」に、脆弱性「CVE-2018-1327」が存在することが明らかとなったもの。

細工されたXMLリクエストを読み込むと、サービス拒否が発生するおそれがある。重要度は「中(Medium)」とレーティングされている。

開発チームでは、3月16日にリリース済みのGeneral Availability版である「同2.5.16」にて対応したとしており、同版に同梱される「Jackson XMLハンドラ」へ切り替えるよう呼びかけている。アップデートできない場合の回避策としても、「XStreamハンドラ」のかわりに「Jackson XMLハンドラ」を利用するようアナウンスしている。

また脆弱性の判明を受けて、注意喚起を行ったJPCERTコーディネーションセンターによれば、今回明らかとなった脆弱性を悪用する攻撃は発生していないという。

(Security NEXT - 2018/03/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み