Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

投資家が懸念するリスクのトップは「サイバー脅威」 - PwC調査

グローバルでは投資家やアナリストが、「サイバー脅威」をもっとも重大なビジネスリスクとして捉えていることがわかった。

同調査は、PwCが投資家やアナリストなどグローバルにおける投資の専門家660人に対して意識調査を実施し、結果を取りまとめたもの。同調査によれば、「非常に懸念している」との回答がもっとも多かったリスクは「サイバー脅威」で、回答者の41%が懸念を示した。

前回2017年の調査で「サイバー脅威」は5番目だったが、今回の調査で17ポイント増となり、もっとも重視する声が多かった。「地政学的な不確実性(39%)」「技術変化のスピード(37%)」、「ポピュリズム(33%)」「保護主義(32%)」などを上回る数字だ。

さらに投資家の64%は、企業が顧客との信頼関係を改善するため、セキュリティ関連の投資について優先度を高めるべきと回答。同社ではCEOに対して同様の調査を実施しているが、セキュリティ投資に高い優先度が必要と考えるCEOは47%にとどまっており、意識のギャップが見られたという。

20180327_pw_001.jpg
投資家とCEOが重視するリスク(図:PwC)

(Security NEXT - 2018/03/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

国内クラウドサービス、海外に比べてセキュリティ対策に遅れ
よく見られるセキュリティ構成ミスは? - 米当局がランキング
危険な脆弱性タイプ、2023年の「トップ25」
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止
地方金融機関の7割、セキュリティリスクを評価できる人材が不足
アプリの4.5%に「緊急」とされる脆弱性 - Synopsys調査
国内企業の4割がCISOを設置 - 経営層の専任は2.9%
自治体におけるマイナンバー取扱状況を公表 - 個情委
中小企業の3分の1、直近3年間のセキュ投資ゼロ - 「必要性を感じない」
約4分の3がランサムウェア身代金に応じる意向 - フォーティ調査