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ATMでの会話から振り込め詐欺被害を検知する新システム - 富士ソフト

富士ソフトは、愛媛銀行との協力により、音声検知により振り込め詐欺を未然に防ぐシステムを開発した。今月より、同行のATMコーナーで運用が開始される予定。

同システムは、ATMコーナーで交わされる会話により、振り込め詐欺被害によるATM利用を検知するもの。振り込め詐欺の犯人がその被害者に対し、ATMコーナーで携帯電話を使って操作を誘導する際に使用する複数のキーワードから検知し、監視センターに知らせる。

センターではモニター映像を確認し、スピーカーを介して操作中の顧客に注意を呼びかける。それでも顧客が操作を続行する場合には、最寄りの店舗から職員が現場に赴いて直接声をかけるという。

富士ソフトによれば、還付金詐欺では、被害者と犯人の会話の内容に一定のパターンがあるため、同システムは特に有効だという。また自動音声による機械的な対応では効果が薄いとして、有人対応によるシステムを採用した。

(Security NEXT - 2008/10/17 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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