Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正送金NEMを補償、一部仮想通貨の出金なども再開 - コインチェック

コインチェックは、同社仮想通貨取引「Coincheck」において、顧客から預かっていた仮想通貨「NEM」が不正に送金された問題で、顧客に対して補償を実施した。また同日より一部仮想通貨の出金と売却を再開している。

同社は、2度目となる業務改善命令を受けた3月8日に補償方針を明らかにし、翌週をめどに実施すると発表していたが、週明け3月12日に補償を実施した。

約26万人を対象に日本円で補償を実施する。1XEMあたり88.549円のレートで計算し、同社「Coincheckアカウント」の残高に補償金額を反映させる。

今回実施された補償に対し、課税対象になる可能性があるとの見方も出ているが、同社では当局と相談を進めており、取り扱いが判明次第発表する予定。

また同日より、安全を確認できたとして「ETH」「ETC」「XRP」「LTC」「BCH」について出金と売却を再開。また「BTC」についても出金を再開している。ただし、入金と購入は対象外となるほか、出金再開にともない、これまでの送金申請はすべてキャンセルとなるため、再度送金申請を行うよう求めている。

(Security NEXT - 2018/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
警察庁が開発した「Lockbit」復旧ツール、複数被害で回復に成功
「LockBit」にあらたなリークサイト - ブランド回復に躍起
国際作戦で「LockBit」の一部関係者を逮捕 - 復号鍵など押収
暗号資産交換業者への不正送金対策を強化 - 金融庁ら
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
「glibc」の脆弱性「Looney Tunables」、悪用に警戒を
「CODE BLUE」カンファレンスが開幕、1100人以上が参加 - 法律やブロックチェーンの講演にも注目
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多
ランサム被害、中小企業が6割弱 - 暗号化しない脅迫も