Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Spring Security」「Spring Framework」に脆弱性 - 認証回避のおそれ

アプリケーションにセキュリティ対策機能を実装する「Spring Security」および「Spring Framework」に脆弱性が含まれていることがわかった。

脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、Pivotal Softwareが提供する「Spring Security」および「Spring Framework」に認証が回避される脆弱性「CVE-2017-8030」が含まれていることが明らかになったもの。開発者は同脆弱性の重要度を「高(High)」とレーティングしている。

同脆弱性は、NTT、NTTデータ、NTTコムウェアによるMacchinettaフレームワーク開発チームが情報処理推進機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施した。

Pivotalでは、脆弱性へ対応した「Spring Security 5.0.1」「同4.2.4」「同4.1.5」および、「Spring Framework 5.0.3」「同4.3.14」を提供。利用者へ対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2018/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性
「PuTTY」に脆弱性、「WinSCP」「FileZilla」なども影響 - 対象の旧鍵ペアは無効化を
Ivanti製モバイル管理製品「Avalanche」に深刻な脆弱性 - 一部PoCが公開済み
サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能