Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

家庭向けIoT機器狙う攻撃、国内発信元は3.5万件超で増加傾向

2017年12月は、国内において少なくとも3万5000件以上のホストから、IoT機器に対する攻撃が行われたことがわかった。ホスト数は増加傾向にあり、IoT機器へマルウェア感染が拡大している可能性がある。

横浜国立大学とBBソフトサービスが、家庭を模した実験環境で2017年12月に観測したサイバー攻撃の状況を分析したもの。実験室では市販のIoT家電やネットワーク機器を設置。サイバー攻撃やマルウェアの活動状況について調査している。

12月は、1日平均3.5万件のホストから不正な侵入を試みるアクセスが行われ、1カ月を通じてのべ107万6723件の発信元より攻撃が行われた。173カ国から攻撃を観測しており、ユニークなホスト数は46万2344件にのぼる。

20180124_yb_001.jpg
アクセスしてきたホスト数と攻撃が行われたホスト数の推移(グラフ:BBSS、横浜国立大)

(Security NEXT - 2018/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

JSSEC、3月に「セキュリティフォーラム2024」開催 - 「生成AI」などテーマに
「メタバースセキュリティガイドライン」の第2版が公開
11月15日より「EdgeTech+ 2023」を開催 - セキュリティ関連の出展も
狭き門を突破した講演並ぶ「CODE BLUE」が開催中
IoTセキュリティの規制動向など共同研究 - PwCと情セ大
スマート工場のセキュリティ対策事例 - IPAが調査報告書
「情報セキュリティ白書2023」を7月25日に発売 - PDF版も公開予定
「セキュキャン全国大会2023」、合宿形式で8月に開催
「スマートホームIoTデータプライバシーGL」を策定 - JEITA
2022年はランサム攻撃が前年比21%減 - 後半で増加傾向も