Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ロジテック製ルータ11機種、「Mirai」感染のおそれ - 最新ファームウェアか確認を

一部ロジテック製ルータにおいて、ファームウェアの旧版に脆弱性が存在し、インターネット経由で攻撃を受けてボットプログラム「Mirai」へ感染するおそれがあることから、同社はあらためて利用者にアップデートを呼びかけた。

同社11製品において、既知の脆弱性が悪用され、DDoS攻撃などに悪用されている「Mirai」へ感染するおそれがあるとして、注意喚起を行ったもの。脆弱性が存在する旧版のファームウェアを利用していると、インターネット経由で「UPnP」にアクセスでき、脆弱性を突かれるおそれがある。

同社では、2013年6月以降、脆弱性を修正したファームウェアを提供しており、対象製品の利用者に対し、最新版のファームウェアを利用しているか確認し、必要に応じてアップデートを実施するようアナウンスを実施した。

JPCERTコーディネーションセンターや情報通信研究機構(NICT)では、同問題に起因すると見られる「Mirai」への感染をすでに国内において観測しており、注意を呼びかけている

旧版のファームウェアにおいて、今回の脆弱性が影響を受ける製品は以下のとおり。

LAN-WH300N/DR
LAN-W300N/DR
LAN-WH300N/DRCV
LAN-WH300N/DRCY
LAN-W300N/R
LAN-W300N/RU2
LAN-W300N/RS
LAN-W300N/P
LAN-W300N3L
LAN-WH300N/DGR
LAN-WH300N/DGRU

(Security NEXT - 2017/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Google、ブラウザ最新版「Chrome 123」をリリース - 複数脆弱性を修正
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートが公開
Ivantiの複数製品に深刻な脆弱性 - 早急なパッチ適用を強く推奨
Atlassian、3月の月例アドバイザリを公開 - 脆弱性24件に対応
「Firefox 124」が公開、「クリティカル」含む脆弱性12件を修正
WordPress向け求人プラグインに脆弱性 - リモートよりコード実行のおそれ
「Microsoft Edge」にアップデート - 脆弱性4件を解消
「WebAssembly」のランタイム「Wasmi」に脆弱性
「GarageBand」にセキュリティアップデート - 脆弱性1件を修正
「JSONata」にプロトライプ汚染の脆弱性 - アップデートにて修正