Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2017年秋期セキュマネ試験、合格率は50.4% - 非IT系企業がIT系企業上回る

情報処理推進機構(IPA)は、2017年度秋期に実施した「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」の合格者を発表した。

情報セキュリティマネジメント試験は、組織のセキュリティを確保し、脅威から組織を保護するために必要なスキルを備えていることを認定する国家試験。2016年度春期よりスタートし、以降は年2回実施されている。

同試験の2017年度秋期における応募者数は2万907人。受験者数が1万7039人で合格者数は8590人。合格率は50.4%。前期の66.4%から16ポイントダウンした。

受験者の内訳を見ると、社会人が1万1835人で学生が1671人。受験者の平均年齢は37.1歳で、合格者の平均年齢は37.6歳だった。属性ごとに合格率を見ると、IT企業は平均と同じ50.4%。非IT系企業は58.3%と7.9ポイント上回った。学生の合格率は23.3%。

一方、基本情報技術者試験は応募者数が7万6717人で受験者数が5万6377人。合格者は1万2313人で合格率は21.8%だった。

20171115_ip_001.jpg
2017年度秋期の「情報セキュリティマネジメント試験」「基本情報技術者試験」の合格率

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

IPA、2024年度の「登録セキスぺ試験」実施日程を発表
周知なしに位置情報を海外企業へ提供、ヤフーに行政指導
産業制御システム向け侵入検知製品の導入手引書を公開 - IPA
登録セキスぺ試験、午後試験を見直して60分短縮
情報セキュマネ試験のネット実施に向けて実証試験 - IPA
2022年上期情報セキュマネ試験、合格率は61.2% - 最年長合格者記録を更新
SAJ、サイバーセキュリティボランティア制度を創設 - 人材不足の公益団体を無償支援
「情報セキュリティマネジメント試験」が通年試験に - 試験時間も短縮
コロナ禍で進む大学のデジタル化 - 4割強でトラブルを経験
IoT機器の脅威管理技術で共同研究 - ラックと長崎県立大