Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

複数の深刻な脆弱性へ対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデート

Adobe Systemsは、5件の深刻な脆弱性を修正した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを提供開始した。

今回のアップデートは、範囲外のメモリを読み込む脆弱性「CVE-2017-3112」や解放済みメモリへのアクセス「CVE-2017-11215」など、あわせて5件の脆弱性へ対処したもの。

20171115_as_002.jpg
影響を受ける「Adobe Flash Player」のバージョン(表:Adobe Systems)

重要度は、すべて3段階中もっとも深刻とされる「クリティカル(Critical)」にレーティングされており、悪用された場合、リモートよりコードを実行されるおそれがある。いずれも悪用は確認されていない。

同社は、各プラットフォーム向けにこれら脆弱性を解消する最新版「同27.0.0.187」をリリースした。適用優先度は、いずれも3段階中2番目にあたる「2」で、30日以内のアップデートが目安として示されている。

今回修正した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-3112
CVE-2017-3114
CVE-2017-11213
CVE-2017-11215
CVE-2017-11225

(Security NEXT - 2017/11/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正