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ハンモックのIT管理製品「AssetView」に複数の脆弱性

ハンモックが提供するIT管理製品「AssetView」「AssetView PLATINUM」に、暗号モジュールの実装に起因する脆弱性2件が含まれていることがわかった。

同社や脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、これら製品には暗号鍵をハードコードしている脆弱性「CVE-2017-10866」が存在。暗号鍵の悪用により、リモートコントロール機能を利用している端末が不正に操作されるおそれがある。

さらにクライアント上で入力値を適切に検査しない脆弱性「CVE-2017-10867」が含まれており、サーバ送信前のログデータを改ざんすることで、サーバ上で不正なSQL文を実行することが可能。情報が窃取されたり、データベースを破壊されるおそれがある。

同脆弱性は、リクルートテクノロジーズの西村宗晃氏がJPCERTコーディネーションセンターへ報告したもので、同センターが調整を実施した。

ハンモックでは、脆弱性を修正した「AssetView 9.3.0」へアップデートするか、修正パッチ「AssetView 暗号モジュール Hotfix」を適用するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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