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正規アプリ起動時に偽画面を最前面に表示、クレカ情報詐取する不正アプリ

モバイル端末を狙う不正送金アプリ「Faketoken」のあらたな亜種が確認された。正規アプリの起動時に偽画面を表示して情報を詐取し、さらにSMSを窃取する機能も備えていた。

手口がより巧妙となったあらたな亜種「Faketoken.q」をKaspersky Labが確認したもの。SMS経由で流通していると見られ、感染した端末では、正規アプリに見せかけた画面を表示し、クレジットカード情報を窃取する。

具体的には、スマートフォン上の動作をバックグラウンドで監視。模倣可能なアプリの起動を検知すると、重ねて最前面に情報をだまし取るインタフェースを表示。クレジットカード番号とセキュリティコードの入力を指示する。

「Faketoken.q」が手前に表示するウィンドウは、本来表示されるべきアプリのインターフェースと同じ配色が施されており、利用者が正規アプリの画面と誤認するように細工されていた。

(Security NEXT - 2017/08/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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