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2017年2Qの口座不正利用情報は178件 - 107件が強制解約や利用停止に

2017年第2四半期に金融庁が把握し、金融機関や警察へ提供した預金口座に関する不正利用の情報は178件で、調査開始からの累計は4万3764件となった。

同庁では、預金口座の不正利用に関する情報について、情報入手先の同意を得た場合、対象口座が開設されている金融機関や警察に対して情報提供を実施している。

2017年第2四半期の情報提供件数は178件で、前四半期の117件を上回った。提供を開始した2003年9月以降の累計件数は4万3764件。

同四半期の情報提供件数のうち、都市銀行をはじめとする「主要行」は52件、「地方銀行、第2地方銀行」は35件、「信用金庫、信用組合」は9件、「その他の金融機関」は82件だった。

情報提供を受けた金融機関の対応を見ると、「強制解約など」が25件、「利用停止」が82件。調査の結果、不審な点が見つからない、または口座が存在しなかったケースは52件だった。

(Security NEXT - 2017/08/01 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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