Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

関東財務局、顧客情報流出でM2Jに行政処分 - 新規口座開設を当面停止

関東財務局は、顧客情報を保護するためのセキュリティ管理体制が不十分だったとして、外国為替取引サービスを提供するマネースクウェア・ジャパン(M2J)に対して行政処分を行った。

20170731_fs_001.jpg
行政処分を発表した関東財務局

M2Jでは7月に不正アクセスを受け、口座を開設した一部顧客の個人情報約2500件が外部へ流出したことが判明。

さらに2016年にも不正アクセスを受けた形跡が見つかり、約11万件の顧客情報が流出した可能性もあるとして、同社では調査を進めている。

金融商品取引法に基づき報告を受けた同局は、同社において顧客情報保護のためのセキュリティ管理体制が不十分だったと指摘。業務改善命令を出したもので、今回の問題について顧客へ周知し、問い合わせに対する十分な対応や、流出した顧客情報について不正利用など被害が拡大しないよう対策を講じることを求めた。

(Security NEXT - 2017/07/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

総務省、LINEヤフーに行政指導 - 「電気通信事業全体の信頼を損なった」
個情委、四谷大塚に行政指導 - 子どもを守るため特に注意必要
サポート詐欺への対応不備で長野県教委に行政指導 - 個情委
約596万人分の個人情報持出、NTTドコモらに行政指導 - 個情委
個情委、オプトアウト届出事業者3社に行政指導 - 「転売屋」に販売も
JNSA、2023年10大ニュースを発表 - 事件事故の背景に共通項も
個情委、野辺地町に行政指導 - 管理不備や報告遅滞で
個情委、公金受取口座の誤登録問題でデジタル庁に行政指導
住民票の誤交付問題で富士通Japanに行政指導 - 個情委
周知なしに位置情報を海外企業へ提供、ヤフーに行政指導