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政府、組織向けに標的型攻撃対策の解説資料 - 「人、組織対策」と「技術的対策」を解説

総務省は、官公庁や企業において推奨される標的型攻撃対策の防御モデルについて、人的対策と技術的対策の視点からまとめた資料「サイバー攻撃(標的型攻撃)対策防御モデルの解説」を公開している。

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サイバー攻撃(標的型攻撃)対策
防御モデルの解説(簡易版)より

同省では2013年度より、「サイバー攻撃対策防御モデル・実践演習の実証実験」事業の一環として、官公庁と企業におけるサイバー攻撃の防御モデルについて検討を進めてきた。同資料はその成果を取りまとめたもの。標的型攻撃へ対応する担当者や関係者を読者として想定している。

防御モデルは「人、組織対策」と「技術的対策」で構成。人、組織対策では、「インシデントレスポンス」についてプランニングとハンドリングに分けて、プロセスや実施すべき項目を解説した。

また技術的対策では、被害を未然に防ぐ、または被害に遭いにくいシステム環境を構築する「事前対策」、ログに残された痕跡を分析して攻撃を認知する「検知」、被害拡大の防止や証拠保全を目的とした「事後対策」について、ポイントを解説した。

(Security NEXT - 2017/07/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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