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ソースコード検査ツール「iCodeChecker」に脆弱性 - 使用中止を

情報処理推進機構(IPA)のソースコード検査ツール「iCodeChecker」に脆弱性が存在することがわかった。同機構では、同ソフトのサポートを終了し、利用を中止するようアナウンスしている。

同ソフトは、ソースコードに脆弱性を作り込んでいないか検査するためのソフトウェア。同機構では、脆弱性やソースコード検査技術を学習したい学生や開発者を対象に2012年より提供していた。

今回、同ソフトに「クロスサイトスクリプティング(XSS)」の脆弱性「CVE-2017-2194」が含まれていることが判明したもので、脆弱性を悪用されると、ウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがある。

同脆弱性は、三井物産セキュアディレクションの米山俊嗣氏が同機構(IPA)へ報告したもので、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。同機構では、同ソフトの提供やサポートを終了。今後は同ソフトを利用しないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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