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ランサムウェア「Jaff」が拡散、国内で多数検知

ランサムウェア「Jaff」の亜種が添付されたスパムメールの拡散が確認されている。東南アジアや東アジアで多数検知され、なかでも日本国内での検知件数が突出して多かったという。

カスペルスキーによると、メールを利用したランサムウェア「Jaff」の感染活動が、6月7日23時ごろから8日深夜にかけて活発化したという。

ワールドワイドで検知されたが、特に東南アジアと東アジアの国々が目立ち、なかでも日本での検知件数は2792件に及び、2位の台湾478件と比較しても突出していた。

感染メールは、プリンタや複合機からの通知を偽装し、添付されたZIPファイル内の実行ファイルを開かせる手口。誤って感染するとファイルに「.sVn」という拡張子を追加され、暗号化される、Bitcoinにより支払を要求しており、金額は0.5641227BTCだった。

(Security NEXT - 2017/06/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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