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「12日月曜日に支払下さい」、請求書を装うマルウェアメール - 本文にはランダムな日本人名

オンラインバンキングの利用者を狙い、不正送金マルウェアへ感染させようとするメールが引き続き確認されている。本文にはランダムな日本人名が記載されていた。

注意喚起を行った日本サイバー犯罪対策センター(JC3)によれば、6月7日に確認されたメールでは、「請求書ほか」「請求書を添付」などの件名で送信されていた。本文にはランダムな日本人名が記載され、「12日、月曜日に支払いして下さい」などと書かれていたという。

そのほか、契約内容の確認を促すメールを偽装したケースや、税関への申告や検査で必要な「インボイス」の送付を装ったメールなども確認されている。

同センターでは、添付ファイルを開封したり、本文記載のURLにアクセスすると、不正送金マルウェアに感染、オンラインバンキングのアカウント情報が盗まれるおそれがあると指摘。今回のケース以外にもマルウェアが添付されたメールが多数配信されているとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2017/06/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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