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セキュリティ市場、2020年までは堅調 - 反動から2021年に軟化

セキュリティ関連製品やサービス市場は、2020年まで堅調な成長が見込まれるとの予測をIDC Japanが発表した。一方2021年には軟調に転じると見られている。

同社が、「セキュリティソフトウェア」「セキュリティアプライアンス」など含む「セキュリティ製品市場」と、コンサルティングやシステム構築、運用管理、教育やトレーニングサービスなどの「セキュリティサービス市場」について、国内の市場動向を分析したもの。

「セキュリティ製品市場」の2016年の市場規模は、前年比5.1%増となる2839億円。2017年は、改正個人情報保護法の施行やランサムウェアなどサイバー攻撃への対策需要が後押し、前年比成長率を3.2%と予測している。

2018年以降も、ラグビーワールドカップや東京オリンピック、パラリンピックにおけるサイバー攻撃への対策需要と個人情報保護の強化、重要社会インフラ防護などを背景に、さらに需要が拡大すると分析。2021年に軟調へ転ずるものの、2016年から2021年までの年間平均成長率は4.1%を確保し、2021年の市場規模を3477億円と予想している。

(Security NEXT - 2017/06/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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