Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Symantecの「SSL Visibility Appliance」に問題 - 接続先サーバがサービス拒否に陥るおそれ

Symantec(旧Blue Coat)製アプライアンス「SSL Visibility Appliance」に、サービス拒否が生じる脆弱性が含まれていることがわかった。

同製品は、SSL通信を可視化するアプライアンス製品。脆弱性情報のポータルサイトであるJVNによれば、特定のウェブブラウザからHTTPSリクエストに対し、誤ったRSTパケットを生成する脆弱性「CVE-2016-10259」が存在するという。

そのため通信先のサーバにおいてセッションを適切に終了できず、TCP接続を維持してしまい、同サーバがサービス拒否に陥るおそれがある。

同脆弱性は、NTT-MEが情報処理推進機構(IPA)へ報告し、JPCERTコーディネーションセンターが調整を実施。Symantecでは、脆弱性を修正した「同3.11.3.1」を公開した。「同4.0」は影響を受けないとしている。

(Security NEXT - 2017/05/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消
NETGEARの一部ルータに認証バイパスの脆弱性 - 早急に更新を
「Docker」で「IPv6」の無効化が反映されない脆弱性 - アップデートで修正
「PAN-OS」更新後の再起動前に調査用ファイル取得を
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み