Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

厚労省と年金機構、年金情報流出問題の対策状況を取りまとめ

厚生労働省と日本年金機構は、2015年に年金情報の流出が発生した問題を受け、2016年度に実施したセキュリティ対策強化の取り組み状況を取りまとめた。

同省と同機構では、2015年5月に発生した不正アクセスによる個人情報の流出問題を受け、サイバーセキュリティ戦略本部からの勧告を踏まえて「組織、業務改革」および「業務改善計画」を取りまとめ、公表している。

これらに基づき、情報セキュリティ対策の強化や、同省が所管する法人に対する指導監督の強化に取り組んできたが、今回、これらの取り組みについて、サイバーセキュリティ戦略本部の勧告に対する2016年度の実施状況を取りまとめた。

標的型メール攻撃に対する多層防御や教育訓練などを盛り込んだ技術的対策のほか、CSIRTへの支援体制など含む人的体制の強化、教育や訓練などの取り組みについて報告した。

(Security NEXT - 2017/05/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

日本年金機構や「ねんきんネット」を装うフィッシングに注意
受給者約97万人分の年金振込通知書に別人の情報 - 日本年金機構
「日本年金機構」を装うフィッシングに注意 - クレカ情報の入力促す
保育施設保護者向け書類を誤配布、国保免除申請書の紛失も - 高槻市
年金未納者情報含むDVDを事務センター内で紛失 - 年金機構
行政や独法の個人情報委託先、68件で契約違反の再委託
委託先による入力ミスや入力漏れで約15万人分の年金支払に影響
日本年金機構職員が窃盗容疑で逮捕 - 個人情報を持ち出しで
危機管理ソリューション市場、2021年度には1兆円超に拡大
厚労省、勧告受けて個人情報の保護管理規定を改正