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都立高校で生徒の健康診断票が所在不明 - 誤廃棄の可能性

都立高校において、生徒の健康診断票が所在不明になっていることがわかった。健康診断の結果が記載されていたという。

都教委によれば、同校の保健室で保管していた生徒の健康診断票の紛失が4月3日に判明したもの。

所在がわからなくなっているのは、2015年度卒業生192人の健康診断票で、氏名や性別、生年月日のほか、身長や体重、視力、心電図、尿検査、歯の状態など健康診断の結果が記載されている。

健康診断票は、生徒や保護者からの請求に応じて情報を提供できるよう、5年間の保管が義務付けられているが、養護教諭が書類を整理した際に見当たらないことへ気付き、校長へ報告した。同校では、健康診断票を防犯システムがある保健室の保管庫で施錠管理しており、普段持ち出すことはないという。

同校では、保管期限が過ぎた健康診断票を2月14日に廃棄しており、その際に誤って一緒に廃棄した可能性が高いと説明。対象となる卒業生や保護者へ書面で説明や謝罪を行うほか、説明会を開催する。

また外部委託で実施した検査の結果は、外部事業者が保管しており、一部情報提供が可能なものもあるとしている。

(Security NEXT - 2017/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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