Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Flash Player」に深刻な脆弱性 - 72時間以内に更新を

Adobe Systemsは、脆弱性7件に対処した「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開した。72時間以内を目安にアップデートするよう呼びかけている。

20170315_as_001.jpg
7件の脆弱性へ対処したAdobe Systems

「メモリ破壊」や「バッファオーバーフロー」、乱数生成における不具合、解放済みメモリへアクセスする「use after free」の脆弱性など、7件の脆弱性が含まれていることが判明したもの。脆弱性を悪用されると、システムの制御を奪われるおそれがある。

同社は最新版となる「同25.0.0.127」を用意。適用優先度は、ブラウザ同梱版を含め、3段階中もっとも高い「1」としており、72時間以内の更新を推奨。ただし、「Linux」に関してのみ、もっとも低い「3」とレーティングしている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2017-2997
CVE-2017-2998
CVE-2017-2999
CVE-2017-3000
CVE-2017-3001
CVE-2017-3002
CVE-2017-3003

(Security NEXT - 2017/03/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中