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三井住友銀と日本総研、WatsonでFS-ISACの脅威情報を解析

三井住友銀行と日本総合研究所は、「IBM Watson for Cyber Security」を活用した取り組みについて詳細を明らかにした。

三井住友銀行では、国内より「IBM Watson for Cyber Security」のベータプログラムに参加しており、両社はAI(人工知能)をサイバー攻撃への対応力強化に向けて活用する。

金融機関が脅威情報を共有している米FS-ISACの25万件以上にわたる脅威情報を分析。サイバー攻撃の防御や検知に活用できる情報を抽出する。得られたノウハウについては、金融業界全体で活用することも検討している。

また監視システムで検知した不審な通信や挙動に関する情報についても分析を行い、世界中の文献やブログなどの情報源から関連する攻撃手口や脅威レベルを検索し、技術者が判断する際に活用するという。

(Security NEXT - 2016/12/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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