Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

書類の誤送付や一時紛失など個人情報関連で事故が7件 - 住宅金融支援機構

住宅金融支援機構は、顧客情報が記載された書類の誤送付や電車内での一時紛失など、情報漏洩に関わる複数の事故について公表した。

同機構によれば、2007年11月から12月にかけて、6件の誤送付による漏洩事故が発生。そのうち書類送付先の宛名を誤って記載したため、違う委託先へ送付されたものが4件で、62人の顧客情報が含まれる。誤送付したのは、督促状や繰り上げ償還請求の関連書類などで、氏名や住所のほか、一部には融資内容も記載されていた。

残り2件は、本来送付すべきでない書類を誤って混入させたことによる漏洩で、3人分の顧客情報が含まれており、物件の情報や融資残高など記載されていた。同機構では、誤送付された書類をいずれも回収した。

また2008年1月10日には、顧客情報が記載された業務用ノートなどの紛失が発生。ノートには訪問先企業84社分の名称と247人分の個人名、さらに面談に関するメモが記載されていた。また、訪問予定先12社に関わる住宅ローンの申込リストも含まれる。

首都圏支店埼玉センターの職員が、収納した紙袋ごとJRの車内に置き忘れたもので、その後終点駅に到着した車内から発見された。翌日、すべての書類が回収されたことを確認したという。いずれも、関連する顧客に対し説明と謝罪をしている。

(Security NEXT - 2008/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

フィッシング攻撃支援サブスクの関係者を一斉検挙 - 利用者は約1万人
iOS向けLINEアプリの「金融系モジュール」に脆弱性 - アップデートで修正済み
能登半島地震被災地域の登録セキスペ、登録更新申請期限迫る
添付ファイルと宛先の確認不足が重なる誤送信が発生 - 大塚商会
福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
WP向け操作ログ記録プラグインにSQLi脆弱性 - パッチ未提供
グリコでシステム障害、冷蔵食品を出荷停止 - 再開は5月中旬予定
2024年1Qの脆弱性届け出は243件 - 前四半期比約2割減
教員や学生宛てのメールで個人情報含むファイルを誤添付 - 山口大
「Node.js」向けMySQLクライアントにRCE脆弱性