Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

SymantecのIoT向け製品などに脆弱性 - アップデートが修正

IoT向けセキュリティ対策製品「Symantec Embedded Security」など、Symantecが提供する複数製品に脆弱性が含まれていることがわかった。

影響を受けるのは、エンドポイントや組み込み機器を保護する「Symantec Embedded Security:Critical System Protection(SES:CSP)」や「同for Controllers and Devices」のほか、「Symantec Critical System Protection(SCSP)」「Symantec Data Center Security Server Advanced Server(DCS:SA)」などの製品。

SQLインジェクションの脆弱性「CVE-2015-8157」をはじめ、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2015-8798」「CVE-2015-8799」、引数が挿入可能となる「CVE-2015-8800」などが判明した。悪用されるとセキュリティ機能がバイパスされたり、認証なしにアクセスが可能となるおそれがある。

同社は、製品の利用者に対して脆弱性を解消したアップデートの提供を開始している。

20160613_sy_001.jpg
影響を受ける製品やバージョン(表:Symantec)

(Security NEXT - 2016/06/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
Cisco、セキュリティアドバイザリ3件を公開 - 一部でPoCが公開済み
「Chrome 124」が公開 - セキュリティ関連で23件の修正
「Firefox 125.0.1」をリリース、脆弱性15件を修正
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
Oracle、「Java SE」に関する脆弱性13件を修正
Oracle、四半期定例パッチを公開 - のべ441件の脆弱性に対応