Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「FFR yarai analyzer Pro」に新版、パッチ適用状況など変化させながら解析可能に

FFRIは、マルウェア自動解析システム「FFR yarai analyzer Professional Version1.1」を提供開始した。

同システムは、検査対象のファイルやフォルダを静的および動的な手法で自動解析し、マルウェアの挙動をレポートするソフトウェア。逆アセンブラツール「IDA」へのインポート機能、プロセスやスレッドの相関分析機能などを備えている。

今回の最新版では、「FFR yarai Version2.7」のマルウェア解析エンジンを搭載。対応するゲストOSと仮想環境を拡充しており、スナップショットの指定も行える。また特定言語の環境でしか動作しないマルウェアを解析できるよう、「英語版」「中国語版」「ロシア語版」のゲストOSに対応した。

ゲストOSにおけるセキュリティパッチの適用状況など、環境を変化させながらマルウェアを解析できるようになったほか、検体実行時にダウンロードされたり、生成されるファイルを取得できるようになっている。

(Security NEXT - 2016/04/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

JPCERT/CCが攻撃相談窓口を開設 - ベンダー可、セカンドオピニオンも
漏洩アカウント情報を調査、通知するサービス - IIJ
「EmoCheck v2.4.0」がリリース - 進化した「Emotet」に対応
サイバー攻撃やセキュリティ対策の体験施設 - 日本情報通信
IT業界未経験の社会人向けに有給インターンシップ - トレンド
パロアルト、「PAN-OS」に新版 - Advanced WildFireなど新機能
ESET新版、Intel TDT対応でランサム対策を強化
期間限定で大規模企業に「Emotet」の感染調査を無料提供 - ラック
AWS向けFWマネージドサービスの国内展開を開始 - パロアルト
FFRI、消費者や小規模事業者向けセキュ対策ソフトに新版