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2015年法人端末の仮想化率は30.4% - 市場規模予想は3972億円

IDC Japanは、国内の法人向けクライアント仮想化市場予測を公表した。2015年は3972億円で、2019年には7103億円に拡大すると見込んでいる。

同社が2015年上半期に実施した実績調査をもとに、国内クライアント仮想化関連市場について分析し、まとめたもの。同社によると、2015年の法人向けクライアント端末の仮想化導入率は30.4%にのぼるという。

仮想化ソフトウェア技術の進歩、ネットワークインフラ基盤の拡大、全業種への普及と規模の大型化などが市場を後押しし、2019年には47.2%まで拡大すると予想。今後はオフィス向けだけでなく、工場に配備される専用デバイス、銀行などに設置するATMなど含むIoTデバイスへの浸透も進むと同社は分析している。

2015年の国内クライアント仮想化ソリューション市場規模は3972億円に拡大。2016年はマイナンバー制度や情報漏洩対策などが要因となり、クライアント仮想化の導入が加速すると予測される。2014年から2019年までの年間平均成長率は11%で、2019年には7103億円まで市場が拡大すると見込んでいる。

(Security NEXT - 2015/12/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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