Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2015年上半期の不正アクセス禁止法違反は116件

2015年上半期のサイバー犯罪による検挙件数は3689件で、前年同期から減少した。不正アクセス禁止法違反は116件だった。

警察庁が2015年上半期のサイバー犯罪に関する検挙状況やサイバー犯罪に関する相談件数をまとめたもの。検挙件数は3689件で、前年同期の3732件を下回った。

検挙件数の内訳を見ると、「不正アクセス禁止法違反」は116件で前期の144件から減少した。いわゆる「ウイルス作成罪」などを含む「コンピュータ・電磁的記録対象犯罪及び不正指令電磁的記録に関する罪」は76件で、前期の100件から減少した。

また犯罪にインターネットが利用された「ネットワーク利用犯罪」は3497件で前期から微増。「児童ポルノ」が562件で最多。「わいせつ物頒布」が383件、「詐欺」が343件、「青少年保護育成条例違反」が341件と続く。

サイバー犯罪に関する相談件数は5万9073件で、前年同期の5万4103件から増加。詐欺や悪質商法に関する相談が3万757件で半数以上を占めており、迷惑メールに関する相談、名誉毀損、誹謗中傷に関する相談も5000件を超えている。

(Security NEXT - 2015/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

福岡飲食店のECサイトに不正アクセス - 個人情報流出の可能性
人事情報の不正閲覧で職員2人を処分、以前から漏洩のうわさ - 筑前町
ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社
サーバがランサム被害、UTMの設定不備を突かれる - CRESS TECH
公式Xアカウントが乗っ取り被害 - メガネの愛眼
第三者にメールを閲覧された痕跡、詳細を調査 - 東芝テック
計算用サーバが攻撃の踏み台に、テストアカを侵害 - お茶大
アイドルコンテストのX公式アカウントが乗っ取り被害