Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

公開サイトのサイバー攻撃対策、約4割は基本的な対策を未実施

外部公開サイトへの攻撃に対する対策について、国内企業の約3割がウイルス対策を実施せず、4割がファイアウォールなどを導入してないことがわかった。

ガートナージャパンが3月に、国内ユーザー企業のIT部門マネージャーを対象に調査を実施したもので、有効回答は515。サイバー攻撃のうち外部公開サイトに対する攻撃に絞って、実施している対策について聞いた。

同社が基本的な対策と見なす7項目について、「実施済み」と回答したのは6割から7割にとどまり、のこりは「実施予定」「未定、不明」だった。

実施済みが多い順に見ると、「ウイルス対策ソフトウェアの導入(69.9%)」「ポリシーの作成(66.6%)」「認証、アクセス権管理(63.7%)」が上位となった。

また以降は「ガイドラインの作成、教育(62.7%)」「ファイアウォール、IPS、IDS、UTMの導入(60.2%)」「ネットワークやサーバ周辺の基本設計(59.2%)」「サーバ、ネットワーク機器へのタイムリーなパッチ適用(57.9%)」が続いている。

(Security NEXT - 2015/07/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

LINEヤフーに再度行政指導 - 報告受けるも対応や計画不十分
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
まもなくGW - 長期休暇に備えてセキュリティ対策の再確認を
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
工場スマート化のリスクや対策を解説したガイドライン別冊資料
「SECURITY ACTION」の宣言事業者、約4割が効果を実感
セキュリティ分野の総務大臣奨励賞、2名2団体を選出
個情委、人事労務サービスのMKシステムに行政指導 - 報告は3000件超
JFEスチールとデロイトトーマツサイバー、セキュリティ会社を設立
中小規模製造業の工場におけるリスク対策を解説したハンドブック - JNSA