Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

サイバー攻撃受けても約7割が動機を把握できず

組織に対するサイバー攻撃について、組織の担当者に尋ねたところ、68.6%が攻撃者の動機を把握できていなかったという。

米Radwareが、23の業界における企業や組織のネットワークエンジニア、セキュリティ担当者など330人にアンケートを実施し、結果をまとめたもの。

2014年に経験した攻撃について、攻撃者の動機を尋ねたところ、68.7%が「不明」と回答した。一方動機が判明しているケースでは、政治的な理由やハクティビズムが34.4%で最多。続いて27.3%がライバル会社の妨害、21.6%が不満を持つユーザーと続き、金銭の要求は16.3%だったという。

また経験したサイバー攻撃の平均継続時間は、1時間が41.2%。続いて13.7%と多い3時間をあわせると半数を超える。一方、9.3%と1割近くが「1カ月」と回答した。もっとも長かった攻撃期間を尋ねたところ、1時間は13.7%にとどまり、57.4%が1日以上の攻撃を経験。32.2%が1週間以上、さらにその半数近い14.8%が1カ月以上と回数している。

サイバー攻撃を受けた場合、47.1%がビジネス面の懸念として「風評被害、信用失墜」を挙げた。「収益損失」が20%、「サービス停止、不安定」が12.4%が続いている。

(Security NEXT - 2015/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
2月のDDoS攻撃件数、前月の約1.2倍に - 71Gbps超の攻撃も
1月のDDoS攻撃件数、前月比29%増 - IIJレポート
2023年12月のDDoS攻撃、前月比3割減 - 規模も縮小
インシデント件数が約1割増 - 「スキャン」報告が倍増
約194GbpsのDDoS攻撃を観測 - 22分にわたり継続
DDoS攻撃が大幅減 - 一方で約147Gbps超の攻撃も
9月に399件のDDoS攻撃を観測、前月比1割減 - IIJレポート
3Qのインシデント、前期四半期比25%減 - 「サイト改ざん」が大幅減少
150時間近く継続する複合DDoS攻撃 - 最大115Gbpsのトラフィック