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2014年度の国内ネットワークセキュリティ市場、3859億円に

富士通キメラ総研は、2014年度の国内ネットワークセキュリティ市場について、堅調に推移しており、前年比7.2%増となる3859億円に拡大するとの見込みを示した。

国内におけるネットワーク関連のセキュリティサービスや製品の市場動向について取りまとめたもの。

前年度は、「Windows XP」のサポート終了にリプレースを終えられなかった企業においてセキュリティ製品の販売が伸び、3594億円へと市場が拡大したという。

2015年7月には、「Windows Server 2003」のサポート終了が控えていることから引き続き需要を刺激し、2014年度の市場規模は、前年度比7.4%増となる3859億円を予測している。

今後は、セキュリティ関連サービスにくわえ、DaaS(Desktop as a Service)やMDMといったクラウドサービス、あらたな脅威への対応などが牽引、2018年には4712億円へと成長すると見ている。

カテゴリー別に見ると、「ネットワークセキュリティ」の2018年度における市場規模は2082億円を見込んでおり、市場全体の44%を占める。

また高い成長率が見込まれるのは、「ウェブセキュリティ」「コンテンツセキュリティ」「制御システムセキュリティ」の分野。なかでも「制御システムセキュリティ」に関しては、2018年度に2013年度の6.7倍にあたる80億円へと拡大すると分析している。

(Security NEXT - 2014/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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