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東芝、独自BIOSによる認証にも対応したシンクライアント

東芝は、独自開発のBIOSによる製造番号認証にも対応した法人向けシンクライアントソリューション「TZCS」を提供開始した

同製品は、同社の企業向けノートパソコンをベースに開発したシンクライアントソリューション。独自に開発したBIOSを内蔵するクライアント端末と、デスクトップ仮想化サービスの接続情報を管理する認証サーバで構成される。Citrixの「XenDesktop」やVMwareの「Horizon」、日本マイクロソフトの「Microsoft VDI」など、主要デスクトップ仮想化サービスに対応している。

クライアントにハードディスクやSSDは搭載せず、サーバへの接続情報をBIOSに保存。またサーバへの接続時にBIOSに保存された各クライアント固有の製造番号で個体を認証することが可能。サーバへの接続情報が漏洩した場合も、なりすましによる不正アクセスを防止する。

認証サーバとBIOSが定期的に通信して、クライアントの状況を監視。管理者が指定した通信可能エリア外にクライアントが持ち出されると、強制的にシャットダウンしてデータを消去することが可能。個別承認機能など、独自機能を追加することもできる。

(Security NEXT - 2014/11/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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