Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

元従業員が医師などの個人情報を持ち出し - MRT

医療関係者向け転職情報サイトを運営するMRTの元従業員が、医師や看護師の個人情報を不正に取得し、不正競争防止法違反の容疑で警視庁に逮捕された。

元従業員が、同社の会員サイトに登録していた医師や看護師などの氏名、住所、電話番号、性別、最終学歴などの個人情報を不正に入手した不正競争防止法違反の容疑で、10月14日に警視庁に逮捕された。

逮捕された元従業員は、2012年1月から同年7月までの半年間、同社でシステム担当者として勤務。持ち出した情報は、1万7000人分にのぼると見られている。同社では、事件の解決に向けて捜査機関に協力していく方針。

今回の事件を受け、MRTでは会員サイトにおけるログインパスワードの流出や、不正ログインなどは確認されていないとしつつも、IDとパスワードの定期変更を呼びかけている。

また再発防止策として情報漏洩対策製品の導入や、USBメモリなど外部メディアの利用禁止、アプリケーションの監視や制御などを実施していると説明。今後はISMS認証の取得を目指すとしている。

(Security NEXT - 2014/10/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

従業員が退職時に顧客情報を持出、転職先で使用 - プルデンシャル生命
顧客情報記載の伝票綴1冊が所在不明 - 東春信金
海外グループ会社の元従業員が個人情報を不正持出 - クラレ
無許可で持ち帰った業務用記録メディアが鞄ごと盗難被害 - さいたま市
メンテナンス中に本人確認資料画像データを誤消去 - 琉球銀
公民館で個人情報含むUSBメモリが所在不明に - 岐阜市
アレルギー情報含む書類が飛散 - 給食事業者がコンビニでコピー時に
置き忘れてPC紛失、在宅勤務時のデータ残存か - 国立国語研究所
個人情報含む診療報酬の返還に関わる書類を紛失 - 新潟県
約596万人分の個人情報持出、NTTドコモらに行政指導 - 個情委