Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

不正サイトの検知数が上昇 - iPhone6便乗詐欺も

従来と同様、9月は「ワンクリック、不正請求詐欺サイト」が多数検知されている。「iPhone 6」に便乗した不正サイトも確認された。

BBソフトサービスが、9月に同社製品で検知した不正サイトの状況を取りまとめたもの。9月に検知した不正サイトの件数は73万3700件で、8月の71万8514件から2.1%増加した。

不正サイトを種類別に見ると、従来と変わらず「ワンクリック、不正請求詐欺サイト」が大半を占める状況で、前月から1.1ポイント増となる94.6%だった。

一方、「フィッシング詐欺サイト」は4.9%で、前月から0.9ポイント縮小。そのほか、「脆弱性悪用サイト」は0.3%、「偽セキュリティ対策ソフト配布サイト」は0.2%で、いずれも前月より0.1ポイント減となった。

また9月の傾向として、Appleが発売した新型スマートフォン「iPhone 6」に便乗する詐欺サイトが多数確認されたという。同社が確認したケースは、高級ブランド製のケース販売を装ったものだった。

こうした偽サイトでは、違法コピー品や粗悪品が送られたり、品物が届かないといったトラブルに巻き込まれるおそれがある。さらに購入時に入力したクレジットカード情報が悪用されたり、闇市場で取り引きされる可能性もあるとして、同社では警戒するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/10/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも
セキュリティ相談、前四半期比46.9%増 - 「偽警告」が倍増
JNSA、2023年10大ニュースを発表 - 事件事故の背景に共通項も
3Qのセキュ相談、前四半期比約27%減 - 「不正ログイン」は過去最多
上半期の不正アクセスによる検挙は188件 - 前年同期比19.3%減
電話を併用するBECに警戒を - 発信者番号を偽装、役員の声も模倣
2Qのセキュ相談、前四半期比約12%増 - 「偽警告」過去最多
Apple、約170万件の不正アプリ停止 - 20億ドル超の不正クレカ取引を阻止