Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Suicaポイントクラブ」で不正ログイン被害 - 大量アクセスで異常気づく

JR東日本が運営するポイントサービス「Suicaポイントクラブ」のウェブサイトで、利用者以外の第三者によって不正にログインされる被害が発生した。同社は一部サービスを停止している。

20140818_je_001.jpg
不正ログインが発生した「Suicaポイントクラブ」

同社によれば、8月15日1時半ごろより、同サービスに対して通常ありえない約29万6000件の大量のアクセスが発生。同社では異常に気が付き、5時半過ぎにログインを制限した上で被害状況を確認したところ、なりすましによる不正ログインを確認したという。

今回の不正アクセスにより、756件のアカウントが不正にログインされており、会員情報が閲覧された可能性がある。ポイントの不正利用は確認されていない。

同社は、システムの監視を強化するとともに、関連する一部顧客のアカウントを一時停止。個別に連絡を取り、パスワードの変更を求める。

同サービスの一部を停止しており、再開についてはサイト上でアナウンスする予定。また被害に遭っていない顧客を含め、同サービスの利用者に対し、パスワードの使い回しや、推測が容易なパスワードを利用しないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/08/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

求人掲載企業の管理ページに不正アクセス - 求人情報サイト
ケーズデンキ通販サイトに不正ログイン - 約300万円の不正注文
統合DBシステムで不正ログイン被害、改ざんも - 上智大
ネット取引サービスに不正ログイン、株式不正売却も - SMBC日興証券
「エン転職」にパスワードリスト攻撃 - 約25万人がアクセス許す
業務用スマホでフィッシング被害 - 歯科用機器メーカー
英語検定試験「TOEIC」の申込サイトに大量のログイン試行
「ショップチャンネル」で不正ログイン注文 - 「後払い」を悪用
2要素認証の除外アカウントに大量の不正ログイン - 熊本県立大
教員アカウントに不正アクセス、迷惑メールの踏み台に - 創価大