Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

UEFIの実装に用いる「EDK2」に脆弱性 - ルートキット混入やセキュアブート回避のおそれ

UEFI(Unified Extensible Firmware Interface)のリファレンス実装に用いられるオープンソースの「EDK2」に、複数の脆弱性が含まれていることがわかった。セキュリティ機関が注意を呼びかけている。

「EDK2」の「Capsule Update処理」にバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2014-4859」や、データの書き込み制御不備の脆弱性「CVE-2014-4860」が含まれていることが判明したもの。

脆弱性を悪用すると、ローカルユーザーによりファームウェアレベルにおいて任意のコードを実行することが可能となり、ルートキットをインストールされたり、セキュアブートをバイパスされるおそれがある。

セキュリティ機関では、影響を受けるベンダーの情報を発信。修正にあたってはベンダーの情報を参照するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/08/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks