Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Oracle、定例更新で12製品グループの脆弱性113件を修正

Oracleは、四半期ごとに公開している同社製品の定例アップデート「クリティカルパッチアップデート(CPU)」を公開した。

今回の更新では、「Oracle Database」「Java SE」などをはじめとする12製品グループにおいて、あわせて113件の脆弱性を修正した。

「Oracle Database」や「Java SE」以外には、「Oracle Fusion Middleware」「Oracle Fusion Applications」「Oracle Hyperion」「Oracle Communications Applications」「Oracle Retail Industry Suite」「Oracle MySQL」などをアップデートした。

共通脆弱性評価システム「CVSS v2」においてスコアが「7.0」以上の「レベルIII(危険)」とされる脆弱性は20件。同社では、脆弱性の悪用を防ぐため、テスト環境で動作を確認した上で早期にアップデートを適用するよう呼びかけている。

また同社は、OpenSSLに見つかった「Heartbleed」として知られる深刻な脆弱性「CVE-2014-0160」を4月18日に修正しているが、今回のCPUにも、「MySQL Enterprise Server 5.6」における同脆弱性への修正が含まれると説明。アップデートによる「CVE-2014-0160」の修正を強く推奨している。

(Security NEXT - 2014/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Fortinet、アドバイザリ13件を公開 - 複数製品の脆弱性を修正
「Rust」によるWindowsバッチ処理に脆弱性 - アップデートが公開
Juniper Networks、セキュリティアドバイザリ36件を公開 - 「クリティカル」も
「PAN-OS」に関する脆弱性7件を修正 - Palo Alto Networks
「OpenSSL」にサービス拒否の脆弱性 - 次期更新で修正予定
「Node.js」にコマンドインジェクションの脆弱性 - Windows環境に影響
「Chrome」に3件の脆弱性 - アップデートが公開