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トレンドマイクロ、ネットバンキングの脅威対策サービスを金融機関向けに展開

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トレンドマイクロは、オンラインバンキングを展開する金融機関向けに利用者への相談対応やセキュリティ対策支援などを行う新サービスを開始する。

今回開始する「金融機関向けインターネット不正送金対策サービス」は、金融機関や金融機関向けシステムの運用パートナー企業と連携し、展開するもの。

インターネットバンキングの利用者に対しては、電話相談窓口を設置。トレンドマイクロが問い合わせへ対応する。

同窓口では、コールセンターのオペレーターが利用者における不正ツールの感染状況を確認。ログの取得、分析などを行い、リモートから駆除を実施する。金融機関に対しても、相談窓口の利用状況について月次レポートを提供するほか、定期報告会を開催する。

また提携する金融機関向けの支援サービスも用意し、不正プログラム解析依頼などへフルタイムで対応。脅威情報の共有プログラムなど、オンサイトサポートや、フィッシング詐欺サイトの早期発見サービスなどのメニューを用意する。

同社では今後3年間に40の金融機関と連携し、サービスを展開することを目指しているという。

(Security NEXT - 2014/07/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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