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「マジコン」を中国から発送して販売した男性を逮捕 - 1年間で6300人に販売

千葉県警らは5月16日、インターネット通販サイトを介して「マジコン」を販売した国外在住の会社員男性を、不正競争防止法違反の容疑で逮捕した。

会員企業である任天堂からの報告を受けたコンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によれば、逮捕された男性は2013年6月から9月にかけて、インターネット販売サイトを通じて、新潟県の男性ほか2人に対し、中国から発送させて「マジコン」を販売した疑いが持たれている。警察の調べでは、男性は2013年だけで同サイトを通じて約6300人にマジコンを販売。2300万円の売り上げがあったという。

「マジコン」は、違法コピーしたゲームソフトの起動を防止する技術的制限手段を回避して、違法ソフトを動作させることが可能となるため、不正競争防止法の改正により、提供した場合に刑事罰が科せられるようになった。個別取引のあっせんに関しても、幇助行為として損害賠償や刑事罰の対象となる可能性がある。

(Security NEXT - 2014/05/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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