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3月時点で46%の企業がXP利用、半数以上が今後も利用 - 「不自由しない」6割

4月9日に「Windows XP」がサポート期間の終了を迎えるが、3月上旬の時点で約半数近くの企業が「Windows XP」を使用しているとの調査結果を大阪信用金庫が取りまとめた。今後も、半数以上が引き続き利用していく方針だという。

同金庫が、2014年3月に大阪府内および尼崎市内の取引先企業を対象に、アンケート調査を実施したもの。1277社が回答した。

同調査によれば、調査を実施した3月上旬の時点で537社の企業が「Windows XP」を利用しており、利用率は46%にのぼる。またこれら利用企業のうち、53.5%が、今後も「Windows XP」も引き続き使う方針だと回答したという。

今後も利用する理由としては、「不自由しない」との回答が64.4%にのぼり、サポート終了にともない、危険性が増すことへの認知は進んでいないようだ。また「Windows XP対応ソフトを使っている(19.3%)」「買い換える資金がない(13.3%)」といった声も聞かれた。

(Security NEXT - 2014/03/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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