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アノニマスが日本の政府機関を攻撃すると宣言 - 大規模攻撃に発展するおそれも

トレンドマイクロは、アノニマスが日本を標的とした攻撃を予告しているとして、注意を呼びかけている。

アノニマスを名乗る活動家が、日本の政府機関や関連組織を対象としたサイバー攻撃を行うことを宣言する文書を公開したことから、セキュリティ対策を呼びかけたもの。

8月に韓国のアノニマスが日本に対して攻撃すると公表したり、9月には「OpLeakageJP」がアナウンスされるなど、2013年に入り、これまでもたびたび攻撃を宣言しているが、これまで目立った被害は発生していない。しかし、トレンドマイクロによれば、今回の攻撃は様相が異なるという。

11月5日に「ガイフォークスの日」を迎えており、ガイフォークスの仮面を被るアノニマスにとって同月は特別な月として積極的に活動を展開されていると同社は指摘。今回の作戦は「OpKillingBay」のひとつと見られ、大規模な攻撃に発展する可能性が高いと分析している。

また、大規模攻撃が行われた場合、便乗した攻撃も発生し、規模がより大きくなる可能性もあると説明。標的とされている組織以外でも、DDoS攻撃やウェブサイトの改ざんなど被害を受けるおそれがあるとして、ネットワークを監視したり、基本的なセキュリティ対策が実施されていることをあらためて確認することなど、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/11/14 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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