Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IE狙う標的型ゼロデイ攻撃が発生 - MSが「Fix it」を公開、修正パッチも開発中

「Internet Explorer」の脆弱性を狙ったゼロデイ攻撃が発生していることがわかった。脆弱性を修正するセキュリティ更新プログラムは開発中で、緩和策として「Fix it」が提供されている。

今回明らかになった「CVE-2013-3893」は、サポート中である全バージョンの「Internet Explorer」が影響を受ける脆弱性。細工が施されたウェブサイトを閲覧するなど、脆弱性が悪用された場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。

すでに日本マイクロソフトでは、「同8」「同9」の脆弱性を狙った標的型攻撃を確認しており、回避策として「Fix it」を公開。また「Microsoft Active Protections Program(MAPP)」を通じてセキュリティベンダーへ情報を提供した。

同社では、セキュリティ更新プログラムの開発を進めており、定例外による提供も含め、対応を検討している。また「Enhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)」の活用など、緩和策をアナウンスし、利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/09/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中
Ivanti、「外部整合性チェックツール」の機能強化版を公開
MS、「Microsoft Edge 103.0.1264.49」を公開 - ゼロデイ脆弱性に対処
Apple、Macやスマデバのアップデート公開 - ゼロデイ脆弱性を解消
「iOS」「iPadOS」のゼロデイ脆弱性について注意喚起 - 米当局
2月修正のWindows脆弱性、北朝鮮グループがゼロデイ攻撃に悪用
IvantiのVPN製品脆弱性、限定的な攻撃から多様な攻撃へと発展